今日だけを生きる

どうも関西人です。最近、読書が特に好きです。読んだ本の記録と、日々のできごとをメインで書いてます~。

【湊かなえ『告白』】感想

図書館の新着コーナーで見つけたにしては名作すぎる本

『告白』湊かなえ, 2010, 双葉文庫)を読みました!

最後のところに、映画化にあたって監督・脚本を担当された中島哲也さんの

インタビューも載っていました!

 

高校の頃の友人が、湊かなえさんのファンでした。

「かなえちゃんは~♪」とか言うから

「呼び方何やねん、知り合いかよ笑」って言ったことを思い出しました。

これがノスタルジーか。(?)

 

そんな話は置いといて、

まっっじで止まらなかった!!

終始「え、なんでそうなる?」の繰り返しで

頭の中が「?」でいっぱいになりながらも、

面白すぎて止まらなくて、

読み終わったときの疲労感がすごかったです笑

 

ここから何を学べば良いんだろう...ということを

すごく考えました。

もちろん単に「おもしろい」で終わってもおかしくないくらいに

狂った、非現実的なお話と捉えることもできなくはないけれど、

やっぱり実際に起きても、

境遇や考え方によっては自分が、実際に同じことをしてても

おかしくないかもと思えるほどのリアリティがありました。

いくら家族であっても、

いくら同級生であっても、

いくら担任の先生であっても、

人って永遠にわかり合えないな~と軽く絶望しつつ、

でもだからこそ説教くさくないというか、

犯人探しじゃなくて、犯人がすべて悪いのではなくて

じゃあどうすればこんなことが起きずに済むのかなって

どんどん根本原因を辿って考えちゃうお話でした。

 

これちょっとまた、映画も観てみよう。